第5回目は、全国234人の20~70代女性たち(既婚85.9%・未婚14.1%/内こども有47.0%)にアンケートをとった結果から出た「住宅のお困りごと・お悩み」をご紹介。
女性たちのリアルな声をお届けします。それでは早速、一緒に見ていきましょう!
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女性たちは住宅について、どのようなお悩みを抱えているのでしょうか?
まずはじめに、現在のお住まいで困っている人はどれくらいの割合なのでしょうか?
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一戸建て所有/賃貸、集合住宅の所有/賃貸、すべて含めてみると現在のお住まいで困っていることや疑問が「ある」と答えた人は59.3%と半数以上となりました。
各居住形態と築年数ごとに見ると以下の割合になっています。
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居住形態ごとに見ると一戸建て、集合住宅ともに賃貸の方が「ある」と答えた人の割合が高いですが、一戸建て、集合住宅を所有している場合でも半数以上が「ある」と答えています。築年数ごとにみると「3~5年未満」「20~30年未満」のときに困りごとが増えていることが分かります。
次に「ある」と答えた人から具体的にどのような点で困っているのかを聞きました。
大きく下記5つの傾向があることが分かりました。
それぞれにどのようなお困りごとが寄せられているのか実際の声を見ていきましょう。
築年数20年近くになり、クロス、床、水回りのリフォームをしたいのですが、依頼先、費用面、どの程度やるべきかが、わかりません。(集合住宅所有/築10~20年未満)
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10年以上たち、いろいろとメンテナンスの時期に来ていますが、どこに依頼すればよいかわかりません。たくさんの疑問を聞いてもらうのに、何からすればよいのでしょうか…。(一戸建て所有/築10~20年未満)
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周期的メンテナンスの不明瞭さに困ります。特にキッチン・バス・トイレ・洗面など水回りに関するメンテナンスを、気軽に相談できるところがあるといいです。(集合住宅賃貸/築1~3年未満)
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皆さん改善したいと思う箇所があっても、「どこに何をどうやって」相談すればよいのかが分からない様子ですね。
女性たちがウェブで、皆さまの店舗のホームページを調べたとき、ホームページ上には設備ごとの「メンテナンス時期」や「こんなサインはメンテどき!」といったチェックポイントの記載などはありますか?
もし掲載がない場合はぜひ検討してみてください。
収納が足りなくなってきました。(集合住宅所有/築10~20年未満)
住んでみて分かりましたが、収納スペースが少なかったです。(集合住宅所有/築10~20年未満)
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収納場所があまりなく、家具もちぐはぐで物が上手く適材適所に納められず困っています。(一戸建て所有/築20~30年未満)
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元々収納スペースが少なくなんとかしたいと思っている人と、生活の変化などから途中で収納スペースがなくなったと感じる人の2パターンあるようですね。築10年以上経っているにも関わらず収納スペース問題をずっと解決できていないことから、どこに何を相談すべきかわかっていない可能性があります。
水回りが古くなっています。ただ、生活に支障はないので、リフォームしたいけれど踏み切れずにいます。(一戸建て所有/築20~30年)
風呂場の中が階段状になっているのでフラットな風呂場にしたいです。お風呂のタイルも剥がれています。(一戸建て所有/築30年以上)
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水回りの、特に水栓の手入れの仕方に困っています。パッキンが大丈夫だろうかと最近気になります。(一戸建て所有/築20~30年)
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水回りについてはやはり築年数が長くなるほど、気になる人が増える傾向にあるようです。また、住宅を所有していて築年数が長いということは、女性たちの年代も高くなるので、皆さまの店舗のお客さまである50~70代女性たちがどこなら情報を得やすいのか、研究する必要があります。
バリアフリーでなく、階段などに手すりがないのでどうしようかと思っています。(一戸建て所有/築20~30年)
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6階に住んでいるので、今後、足腰が悪くなったときに、災害時などの避難がスムーズにできるか心配です。(集合住宅所有/築10~20年未満)
数年前にひとり親と同居することになった際に、荷物が増え1つの部屋が収納部屋になってしまいました。窓等のスペースを保ちながら、物を置いていくことがうまくいかず、どのようにすればいいのか困っています。(一戸建て所有/築10~20年未満)
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自分自身の老後に備えた住宅づくりに困っている人と、親の世話を考えたときの住宅づくりに困っている2パターンがありますね。
防犯対策で簡単にできる方法がわかりません。(一戸建て所有/築10~20年未満)
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昔の引き戸のドアなので、一般的な合鍵がすぐ作れてしまいます。泥棒が簡単に開錠できるようなカギなので、防犯上の心配事があります。(一戸建て所有/築20~30年)
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こちらも水回り同様に築年数が長くなるほど、気になる人が増える傾向にあるようです。リフォームするまでではないけれど、どこで解決の知識を得られるのだろうと思っている人が多いことが推測されます。
女性たちが悩む住宅のお困りごととして、今回5つの傾向をご紹介しましたが、どれにも共通していることが、「どこに何をどうやって相談すればよいのかが分かっていない」ということです。皆さまのお客さまにも定期的に情報をお渡ししていく必要があります。
その際に、「こんなサインはメンテどき!」といったチェックポイントを付けてあげたり、メンテナンスにも費用がかるので緊急度の高低も一緒に付けてあげたりすると、とりかかる順番もわかりやすくなると思います。
ご案内を出す際には水回りの掃除豆知識といった、暮らしの知識なども一緒にあると女性は興味を持ちやすいです。DMやメールマガジンで紹介してみましょう。
また、年代によって情報をどこから仕入れているかが異なります。弊社が研究しているペルソナ年代別の情報収集先一覧を記載しますので、ぜひ活用してみてください。
このコロナによって女性たちが家にいる時間が長くなっています。この機会に固定費の見直しや、今まで気になっていたけど手をつけなかった各メンテナンスの見直しをしようと考える人が増えているため、ホームページやDMでいかに分かりやすく親切に案内できるかがポイントです。
文/ハー・ストーリィ企画部 プロデューサー 水沼遥