皆さまこんにちは!
第9回目は、皆さまから寄せられた「コロナになってからの困ったこと」をご紹介しながら、「女性視点でどう解決すべきか」をお伝えします。
リアルに起こっているお悩みなので、きっと同じように困った方もいるのではないでしょうか?
さっそく見ていきましょう!

今回は、
〈お悩み相談室1〉コロナへの警戒心に個人差がある…どう対応すべき?
〈お悩み相談室2〉夫婦で異なるコロナの意識差…どう取り持つ?
をお伝えしていきます。
コロナ感染予防対策を入念に行っている人と、そこまで気にしていない人とでは、たしかに意識の違いが個々にあると思います。
ですが、意識の違いはあるにしろ「予防対策を取っていますよ」という姿勢を見せ続けることが大切です。
まずは女性たちの声を見てみましょう。
玄関入口には作業する方も気にするだろうとアルコール除菌を用意していました。しかし、アルコール除菌どころか、作業中にマスクをしていなかったり、水が必要だからと勝手に洗面台を使用していたり…。一声かけてほしいと思いました。(茨城在住/家をリフォーム中)

水回りの修繕で相談があり、工務店を訪れた時のこと。担当してくれた人がマスクもフェイスシールドも一切せずに、真正面で話をし続けてきました。両隣のスタッフさんも誰もマスクをしていません。ここにお願いしても感染対策に気を使ってくれないだろうなと、話を切り上げてその場から立ち去りました。(東京在住/工務店での面談)

「感染防止対策をとっていない=不快」という感情が芽生えていることが分かると思います。
たとえ気にしないという人の場合でも、「一声かける」「感染防止対策の姿勢をみせる」ことは大切です。一声かけることでその人がどれほどの警戒レベルかを知ることもできます。
それをせずに、勝手にマスクを取るといった判断をすると、女性たちは「ここはダメだ」と何も言わずに立ち去り、「あそこは行かない方がいいよ」と自分の家族や友人を守るためにクチコミをするのです。
withコロナでの印象UPポイント
1. マスクを外す場合は必ず一声かけてから
作業をする際などにマスクを外す場面もあると思います。その場合は、「〇〇の理由から〇分ぐらいマスクを外しての作業をしたいのですが大丈夫でしょうか?」と必ず一声かけましょう。それだけで「心遣いがある」と思ってもらえます。

2. 事前に作業リストを渡しておくと◎
事前にどこでどんな作業が発生し、どうやって感染対策を行うかを知らせておくことで、女性たちの安心感につながります。
例)
×月×日○○様ご自宅修繕作業
〜コロナ感染対策について~
10:00~11:00
リビングの壁とお風呂場をチェックします。
作業員はマスク着用のもと素手で触ったドアノブなどは作業終了後、アルコール除菌いたします。
11:00~12:00
リビングの壁紙をはがし替えます。
替え終えたあと塗料の臭いが気にならないか、作業員が15分ほどマスクを外す可能性がございます。
妻:コロナもまだ怖いし、手洗いスペースを充実させたいのだけれど…

夫:コロナは一過性のものなのだから、そんな必要はない!

妻:すぐそうやって私の意見なんて聞かないんだから!

夫婦でご来店された場合の、このような会話への対応が困るとの声がありました。
夫婦間での意見が食い違い険悪な雰囲気…。この状態だとお互いが自分の意見を譲らない、話が進まないという循環に陥ってしまいます。
まずは夫婦の間に入って話す時のポイントです。
夫婦の間に入って話す時のポイント
1. 大切なのは、妻と夫それぞれに「どんな気持ちか」を平等に聞くことです。

2. 片方との話に対してもう一方に意見を聞く。「旦那様/奥様はこれを聞いてどう思われましたか」など、両方の意見を「くみ取りながら進めていく」ことを意識してください。

3. 意外と「夫/妻はそんな想いを持っていたのか」と、第三者が入ることでお互いの気持ちを知る機会にもなります。

こちらのトレーニング方法は、前コラムシリーズ「女性のクチコミでどんどん集客! 集客バイゾウ大作戦!!」の第4回でもお伝えしているのでぜひ復習してみてくださいね。
復習ページ「夫婦でご来店の場合、奥様をミカタにする」はこちら
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また、どうして男性より女性の方が感染対策の声が多くあがるのか、その理由も一緒に知っておくと間を取り持つときに役立ちます。

女性たちはコロナによって、防疫のための衛生管理意識が激変し「私は家庭の衛生管理責任者」という気持ちが強く出ています。子ども、夫、親の命と健康を、自分が母、妻、娘として守らなければならないという使命感。家庭衛生管理者として目を光らせている分、夫の意識が低いと防疫意識の格差ができストレスを感じやすくなっています。
withコロナで特にストレスを感じている女性たちの話を聞くときは、「共感する」ことを意識しましょう。「うなずく」「わかります」「なるほど」など相手の気持ちに意思表示やリアクションを返すことで、「自分は理解者のひとりです」と伝えることができます。
そうすると、奥様からすれば味方になってくれる人がいるという安心から、感情を落ち着かせて夫にも話せるようになり、建設的な話し合いができるようになるでしょう。
作業リストに関しては、他業種のサービスを参考にするのも良いでしょう。
引っ越し業者なども家に出入りするため、今回ご紹介した作業リストなどを実際に配布して行っているところもあります。
ぜひ他社事例も検索してみてくださいね!
文/ハー・ストーリィ企画部 プロデューサー 水沼遥