予算超過によるトラブルを避けるために! 設計者の「説明義務」
当初の金額で設計したら、後々の仕様変更で大幅に予算オーバー。
設計者は都度リスク提起を行い、施主と問題解決を行いましょう。
はじめに
設計者の説明義務とは、設計契約および信義則より認められる、設計者が施主に対して説明を行わなければならない法律上の義務のことをいいます。具体的には、施主の要望を的確に引き出し、施主に適切な意思決定をさせるに値する設計情報などについて、説明を行う必要があるということです。
設計者と施主の間に生じるトラブルは、どちらに原因があるかは別として、設計者の説明の内容・程度が問題になるケースが多くを占めています。まず、説明義務の前提として、「そもそも設計とは何か」「設計契約によって設計者は何を行う義務を負うのか」について、考えてみたいと思います。
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