※LIXILメンバーズ通信2025年新年号(2025/1)に掲載した記事です。
第3回/健康リスクを最小化するための断熱改修
社会のニーズは「建物を新たにつくる」ことから「既存の建物を生かす」ことへ変わりつつあります。
そこで、「住宅医」の考え方や診断・改修方法を基に、住宅を「診て」「治す」力についてお伝えします。
居住者の健康状態を左右する温熱環境
「断熱性能」は、前号でお伝えした「耐震性能」と同じく居住者の命に関わります。断熱性能や気密性能が低い住宅に住み続けていると、居住者の健康状態に悪い影響をおよぼす懸念があるのです。
例えば古い家では、冬になると家の中にいるのに息が白くなる、という現象はないでしょうか? リビングなどは暖房器具で暖かくしているのに、寝室は「布団があるから大丈夫」と考えている人も少なくありません。しかし、寝ている間に冷たい空気が肺へと入り続けるわけですから、決して健康的な生活とはいえません。
だからこそ、居住者の命に関わる耐震改修と断熱改修はセットで考え、リフォームを行う際の必須項目として捉えてほしいと思います。
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