統計データ・市場動向について
AIの回答が問い合わせのきっかけに──リフォーム評価ナビ調べ
2026年7月16日
住まいづくりナビセンター(東京都中央区)がこのほど公表した「生成AIの利活用に関するアンケート」結果によると、「顧客がAIを使って事前にリフォームの知識を得たり、要望をまとめたり、会社を選んだりしている」と回答した事業者は6割超(60.3%)に上った。
そう思った理由では、「リフォームが初めてでどこに連絡すべきか分からずAIに聞いたところ、口コミ評価の高い会社として勧められた」「希望するリフォーム内容や会社に求める像をAIに相談して教えてもらった」などと、顧客から言われたことが挙がった。
さらに「問い合わせの際、希望の間取りやデザインをAIでまとめていることがある」「クロス張替のイメージを顧客がAIで作成し共有してくれた」など、リフォームの仕上がりイメージを顧客自身がAIで作成し、持ち込む例もあった。
調査は、同社が運営する「リフォーム評価ナビ」の登録事業者68社を対象に6月下旬に実施した。
口コミ・事例掲載に一定効果
AI検索エンジンは、利用者の声や施工事例写真といった「一次情報」を信頼性が高い情報として引用・紹介する傾向にあるが、この仕組み(AIO)を知っているかを尋ねたところ、25.0%が「知っており、すでに口コミ・事例の掲載充実に取り組んでいる」と回答。44.1%が「知っているが、まだ具体的な対応はできていない」、30.9%が「今回初めて知った」と答えた。
自由回答では「AIに選ばれる会社にならなければ」との声があった一方で、「職人目線で見れば異なる回答もある」とAIの精度の限界を指摘する意見もあり、AI時代におけるマーケティングを模索する事業者の姿勢がうかがえた。
一方で、リフォーム事業者が日々の業務でAIをどの程度活用しているかについては、「日常的に活用している」(54.4%)、「時々活用している」(22.1%)を合わせた回答が8割弱となった。具体的な活用方法は、「顧客対応(メール返信文の作成・添削、問い合わせへの回答案の作成)」(61.8%)、「集客・販促(SNS記事作成、チラシのキャッチコピー案出しなど)」(44.6%)、「事務・効率化(打ち合わせや会議録の要約、見積書作成の補助、補助金・法制度の調査など)」(36.8%)が上位となった。