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働き方改革しても「事務作業減らない」が6割 サイボウズ調べ

2026年6月3日

サイボウズ(東京都中央区)が5月27日に公表した「建設業界における業務効率化の実態調査(2026年)」結果によると、建設業従事者の約6割(60.3%)が、2024年の残業規制前と比べて事務作業量が「変わっていない」と回答した。「減った」「どちらかと言えば減った」との回答は合せて26.1%にとどまっている。

【図1】2024年(残業規制導入前)と比較して、現在の事務作業の全体量はどのように変化しましたか。(単一回答・1=1000)

具体的にどのような事務作業に負担を感じているかについては、「関係各所からバラバラにくる確認や催促の電話など」が31.5%で最多に。「手書きのメモやデータをExcelなどパソコンで打ち直す(二重入力)」(29.6%)、「判断を仰いだあとの返信や承認を待つ間の現場作業の中断」(28.0%)などがそれに続いた。働き方改革関連法の適用から2年が経過したが、今も多くの現場で課題を抱えている。

【図4】現場の(直接業務(つくる仕事)以外の)「事務作業」について伺います。現在、あなたが「負担(時間がかかる・面倒)」だと感じているものをすべてお知らせください(複数回答・n=1000)

ツール導入も活用進まず

作業の“手戻り”や確認作業の要因となる情報の所在については、「誰が持っているかわからない」「どこにあるかわからない」という状況が、「よくある」「たまにある」という回答が63.7%に上った。また、情報が1カ所に集約されれば手戻りや二度手間は減るかについては、16.4%が「とても思う」、47.2%が「ある程度思う」と回答した。

事務作業の効率化を目的としたITツールやアプリの活用状況については、「導入し、活用している」は21.6%にとどまり、「導入しているが十分活用できていない」(28.3%)がそれを上回った。

ITツールを活用した事務作業における課題については、「ツールの活用が現場に定着していない」(42.5%)が最多だったほか、「情報の一元管理・集約という面で改善の余地がある」(29.1%)、「自社特有の業務フローや管理項目への対応に課題がある」「複数のツール・システムにまたがって情報が管理されており、必要な情報にたどり着くのに時間がかかる」(各23.8%)などの回答が得られた。

【図8】導入したITツールについて、事務作業の効率化における現在の課題をお知らせください。(複数回答・n=499)

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同社はこれらの結果から「業務の正確性と効率性の両立に向けて、情報の集約・共有基盤の整備が重要な論点となり得る」と指摘している。

同調査は、工務店・リフォーム会社・ハウスメーカー、ゼネコンなど建設業の従事者1000人を対象に実施したもので、調査期間は2026年3月27~31日。