統計データ・市場動向について
10月新設住宅着工 持家、10年間の同月比で最低値
2023年11月30日
国土交通省が11月30日に発表した10月の新設住宅着工戸数は、前年同月比6.3%減の7万1769戸で、5カ月連続で減少した。持家は、同17.2%減の1万8078戸。23カ月連続の減少で、過去10年間の同月比で最も少ない戸数となった。貸家、分譲住宅も減少した。季節調整済み年率換算値は先月から再び増加し、前月比1.0%増の80万8000戸。
貸家は同1.0%減の3万1671戸で、3カ月連続の減少。分譲住宅も同1.2%減の2万1582戸で、5カ月連続で減少した。マンション(同9.4%増)は4カ月ぶりの増加。全地域で増加し、10月として過去10年間では2014年に次ぐ戸数になったが、一戸建て(同8.8%減)が12カ月連続の減少となり、全体で減少した。