統計データ・市場動向について

首都圏の中古住宅市場 15カ月連続で成約件数マイナス

2023年4月14日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は4月10日、首都圏(1都3県)と札幌市・仙台市の3月の不動産流通市場の動向をまとめた。首都圏中古戸建住宅の成約件数は前年同月比マイナス7.8%で、15カ月連続で前年同月を下回った。一方、中古マンションは同1.1%増で、2カ月連続で前年同月を上回った。札幌市は中古戸建が同24.0%増で2カ月連続プラスとなったが、中古マンションは同10.7%減の6カ月連続マイナス。仙台市は中古戸建が同4.0%減で2カ月連続マイナス、中古マンションは同3.0%増で6カ月ぶりのプラスとなった。

首都圏の中古戸建の成約件数は1186件(前年同月比マイナス7.8%)。新規登録件数は5450件(同35.1%増)。成約価格は3914万円(同4.6%増)で、29カ月連続で前年同月を上回った。新規登録価格も4322万円(同1.9%増)で3カ月連続で前年同月を上回っている。

中古戸建住宅 3月の成約物件(首都圏)

首都圏の中古マンションの成約件数は3442件(同1.1%増)。成約㎡単価は69.83万円(同6.8%増)で35カ月連続で前年同月を上回った。成約価格は4441万円(同6.8%増)で34カ月連続で前年同月を上回った。専有面積は63.59㎡(同0.02%増)でほぼ横ばいながら22カ月ぶりに増加となった。