法改正・補助金等について

国交省 子育て世帯向け共同住宅の新築・改修を支援

2024年4月4日

国土交通省は4月1日から、2024年度の「子育て支援型共同住宅推進事業」を開始した。共同住宅(分譲マンション・賃貸住宅)を対象に、事故防止や防犯対策など子どもの安全確保につながる住宅の新築・改修を支援する。また、子育て期の親同士の交流を促す施設の設置などに対しても支援を行う。応募期間は2025年2月28日まで。予算に達し次第、募集を終了する。

補助対象となる共同住宅は、賃貸住宅の新築・改修、分譲マンションの改修。 子どもの安全確保につながる設備への支援では、住宅内での事故防止や不審者の侵入防止などを目的として、転落防止の手すりや補助錠の設置、防犯性の高い窓や玄関ドアの設置などに支援を行う。補助率は新築が10分の1、改修が3分の1。上限額は1戸につき100万円。宅配ボックスの設置は、居住世帯のうち子育て世帯が3割以上の共同住宅の改修に限定。補助額は1棟につき50万円で、子育て世帯の入居率に乗じた額とする。

補助対象の施設(国交省資料より引用)

補助対象の施設(国交省資料より引用)

居住者等による交流を促す施設への支援では、▽交流場所として利用できる多目的室(キッズルーム・集会室)▽プレイロット(遊具・水遊び場・砂場)▽家庭菜園▽交流用ベンチ―が対象となる。新築の場合は、上記のうち必ず1項目以上を実施する必要がある。補助額は新築が10分の1、改修が3分の1。上限額は1戸につき500万円。

リビング・キッチンの補助対象

リビング・キッチンの補助対象