法改正・補助金等について

「住宅省エネ2024キャンペーン」で事業者登録開始

2024年1月26日

国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して実施する「住宅省エネ2024キャンペーン」で、1月17日から事業者登録を開始した。「2023キャンペーン」に参加していた事業者は継続して参加ができるが、前年の登録メールアドレスに届く案内、または「登録用アカウント発行依頼ページ」の案内に従って再度手続きを行う必要がある。

今年度も23年のキャンペーンと同様に、登録事業者が消費者に代わって交付申請の手続きを行い、補助金を受領。その全額を工事代金への充当や返金などにより、工事の発注者に還元する。登録事業者には4事業共通の「統括アカウント」(本社管理用アカウント)が発行され、このアカウントを使って補助金の入金管理を行う。申請は3月下旬頃から発行が可能となる「担当者アカウント」を使って行う。

アカウントの機能(キャンペーンHPより引用)

アカウントの機能(キャンペーンHPより引用)

リフォームの場合、各事業に類似する補助制度があるが、補助申請時に4事業共通フォームからワンストップ申請を行うことで、制度が重複した場合にも、最も有利な条件で補助金が利用できる仕組みとなっている。

リフォーム事業へのワンストップ申請(キャンペーンHPより引用)

リフォーム事業へのワンストップ申請(キャンペーンHPより引用)

【住宅省エネ2024キャンペーン】

「住宅省エネ2024キャンペーン」は、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入などの住宅省エネ化を支援する補助事業。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、家庭部門の省エネを推進することを目的としている。

24年度の予算は、①国交省「子育てエコホーム支援事業」:23年度補正予算2100億円、24年度当初予算(案)400億円、②環境省「先進的窓リノベ2024事業」:1350億円、③経産省「給湯省エネ2024事業」:580億円、④経産省「賃貸集合給湯省エネ2024事業」:185億円で、前年予算を上回る規模となっている。交付申請期間は、24年3月中下旬から予算上限に達するまで。

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